Webライティングで大事な「読みやすい文章」の書き方!コツは「情報のない言葉は削除する」

Webライティングで大事な「読みやすい文章」の書き方!コツは「情報のない言葉は削除する」

Webライティングの仕事は、文章や言葉に対するルールやマニュアルがあります。

私自身、いくつかのクライアント様からWebライティングのお仕事をいただいていて、業務前には表記ルールやマニュアルをいただいてお仕事をしています。

マニュアルに従いながらのお仕事やリライト業務を通じて、自分の書き方のクセが少しずつ改善されてきた感覚を、最近になって味わうようになりました。

そこで今回は、私の経験から、無駄な表現をシンプルで無駄のない文章にするコツをお話します。

マニュアルに共通している内容としては「文体を統一する」「同じ語尾は◯回まで」「一文は長すぎないようにする」「冗長な表現を避ける」など、どれも基本的なことではあります。

基本をしっかり身につけるだけでも、読みやすくて読者に伝わりやすい文章を書けるようになります。駆け出しのライターさんや、文章を少しでも上達させたい人に役立つ内容ですので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね!

目次

冗長な文章は「何が言いたいのかわからない」

私がお仕事を通じて一番改善されたと思うのは「冗長な表現を避ける」です。冗長な表現とは「無駄に文章が長い」ことを言います。

たとえば、以下の6つは冗長表現です。

  • 二重否定
  • 二重敬語
  • 「こと」の多用
  • 接続詞
  • 指示語(指示代名詞)
  • 同義語・類義語の重複

冗長表現をなくすと、スッキリとした文章になり、伝えたいことが伝わりやすくなります。

小説やコラムでは、冗長表現といわれる表現も、作品の雰囲気を作ったり著者のキャラクターとして活きる場合もあります。

しかしWeb記事では、読者はしっかりと文章を読まずに「見る」ため、文章を見ただけで伝わるような文章にしなければいけません。

読者にとって必要な情報を最速で届けるためには、冗長表現を避ける文章を心がけるとよいです。

6つの冗長表現と無駄をなくす方法

冗長表現で今回解説するのは、以下の6つです。

  • 二重否定
  • 二重敬語
  • 「こと」の多用
  • 接続詞
  • 指示代名詞
  • 同義語・類義語の重複

具体的な冗長表現の解説と、改善方法について解説します。

上記の冗長表現の箇条書きを、記事内で2回使用していることがそもそも冗長ではないか?と思われるかもしれません。

Web記事では読者は上から下まで丁寧に読まないため、読者が好きなところで読んでもわかりやすいように、あえて同じ箇条書きを複数回使用することが、私はあります。

二重否定「〜ない、〜ない」

否定する言葉が2つ入っている表現を「二重否定」と言います。遠回しに肯定したい時などに使うことが多いです。

二重否定の例文
  • 「知らないわけではない」
  • 「食べたいと思わないでもない」

二重否定の伝えたいニュアンスは「肯定」なので、改善方法としては、肯定する文章に修正するだけです。

例文(Before After)
  • 「知らないわけではない」
     
    「知っている」
  • 「食べたいと思わないでもない」
     ↓
    「食べたい」「食べたいと思う」

例文のように、直球の表現に修正します。

Web記事を書いていると「この表現だとストレートすぎるから遠回しに書きたい」と思うこともあります。Web記事では曖昧な表現も避けるべきであるため、自信がなくてもはっきりとストレートに断定する表現を使うことをおすすめします。

二重敬語「ご+〜られる」

二重敬語は、敬語表現を重ねて使う表現です。

二重敬語の例文
  • 「ご利用になられる」
  • 「おうかがいさせていただきます」

例文のように、丁寧に言おうとするばかりに尊敬語や謙譲語を、繰り返して使ってしまいます。

改善するには、敬語表現を1つにするだけです。

例文(Before After)
  • 「ご利用になられる」
     
    「ご利用になる」
  • 「おうかがいさせていただきます」
     ↓
    「うかがいます」

敬語表現を1つにするだけでスッキリします。

「させていただきます」問題

個人的には「させていただきます」の表現を使うときにも気をつけています。クライアントとのチャットなどで、丁寧にしなきゃと思えば思うほど、「させていただきます」を多用しがちなんですよね。

何も考えずに文章を打ち込んだあとはすぐには送信せず、送信前に読み返して間違った使い方になっていないか確認しています。

「させていただきます」は、本来なら相手の許可が必要な事柄に対して使う言葉です。丁寧な表現だからといって何にでも使うのは避けるほうがベターです。

させていただきます」は「いたします」「します」などに変換できるケースが多いです。

テレビを見たり、店舗でサービスを受けたりしていると、多くの人が「させていただく」を多用していて「文章が長いな……」と正直思ってます。ごめんなさい。自分もたまにやっちゃうとき、あります。

「こと」の多用「〜することができます」

「こと」の多用というのは、動詞を名詞化する時に使われます。

「こと」の多用の例文
  • 「確認することを心がけた」
  • 「利用することができます」
  • 「記録することを引き受けた」

など、やわらかい表現に感じるため、よく目にします。

改善方法は、動詞に「こと」をつけて無理矢理に名詞化しなくても、そもそも名詞がある言葉であれば名詞表現を使えばOKです。

例文(Before After)
  • 「確認することを心がけた」
     
    「確認を心がけた」
  • 「利用することができます」
     ↓
    「利用できます」
  • 「記録することを引き受けた」
     ↓
    「記録を引き受けた」

などに簡単に修正できます。

間違った文章ではないので、全く使っちゃダメ、ではありません。文章をスッキリさせたいときには簡単にできる方法なので、手始めに修正する部分として見つけやすく、おすすめです。

私自身、「こと」を多用するクセがあり、何も考えないで書いた文章には「こと」だらけ。

Webライティングのお仕事をいただくようになってからは、できるだけ「こと」を使わないように心がけてきました。いまでも難しいときがありますが、リライト業務などで他のライターさんが書いた文章で「こと」があると、修正したくなるくらいにはクセが改善して、読みやすい文章になってきたんじゃないかな、と思っています。

接続詞

接続詞というのは文章と文章をつなげる役割をする言葉です。以下のような順接の接続詞はなくても意味が伝わります。

接続詞の例文
  • 「りんごを食べた。そしてバナナも食べた。」
  • 「今朝は雨が降った。なので運動会は中止になった。」
  • 「右の歯が痛くなった。さらに左の奥歯も痛みだした」

一方で、逆接の接続詞の「しかし」「ところが」「それでも」などは使用してもよい、という場合が多いです。

順接の接続詞は、なくても意味が伝わるので、削除するか始めから入れないようにします。

例文(Before After)
  • 「りんごを食べた。そしてバナナも食べた」
     
    「りんごとバナナを食べた」
  • 「今朝は雨が降った。なので運動会は中止になった」
     ↓
    「今朝は雨が降ったので運動会は中止になった」
  • 「右の歯が痛くなった。さらに左の奥歯も痛みだした」
     ↓
    「右の歯が痛くなり、左の奥歯も痛みだした」「右の歯が痛くなった。左の奥歯も痛みだした」

接続詞の使用も、絶対に禁止ということはありません。

Web記事ではシンプルな文章が好まれる傾向にあるため、使わないほうが望ましいです。クライアント様からも接続詞は使わないで、と言われるケースもあります。

同義語・類義語の重複

同義語・類義語の重複とは、同じ意味や似た意味を重複して使うことを言います。

同義語・類義語の重複の例文
  • 100万円くらい」「だいたい1時間程度
  • まず始めに」「一番最初に」
  • 「頭痛い」「違和感じる

改善するには、同じ意味のものは1つに絞りましょう。

例文(Before After)
  • 「約100万円くらい」「だいたい1時間程度」
     
    「約100万円/100万円くらい」「だいたい1時間/1時間程度」
  • 「まず始めに」「一番最初に」
     ↓
    「まず」「始めに」「一番に」「最初に」
  • 「頭痛が痛い」「違和感を感じる」
     ↓
    「頭が痛い」「違和感がある」

指示語(指示代名詞)

指示語とは、指示代名詞や「こそあど言葉」とも言われている、以下のような言葉のことを言います。

指示語(指示代名詞)の例文
  • これを見たとき、私は驚きました」
  • そんなわたしたちは、今年の6月に結婚します」
  • あの本を書いた作家が握手会を行います」

前述した事柄を指して「これ」「あの」と使いますが、できるだけ指示代名詞は最小限に抑えます。改善方法としては、指示語が表すものを意味や情報を持つ言葉に置き換えましょう。

例文(Before After)
  • 「これを見たとき、私は驚きました」
     
    「大きな猫を見たとき、私は驚きました」
  • 「そんなわたしたちは、今年の6月に結婚します」
     ↓
    「出会った頃は喧嘩ばかりだった私たちは、今年の6月に結婚します」
  • 「あの小説を書いた作家が握手会を行います」
     ↓
    「映画化にもなったベストセラー小説を書いた作家が握手会を行います」

Web記事では、読者はすみずみまで文字を読みません。好きなところだけを読むため、「これは」「その本は」など指示語があっても、何を指しているのかわかりません。

具体的に言葉を使うことで、記事の途中から読んでも意味がわかるように書く必要があります。

ちなみに、指示語に似ていて気をつけたい表現はまだあります。「先ほど言ったように」「前者は」「前作の」などは、具体的な対象が不明確なため、避けたほうがいいケースがあります。

読みやすい文章の書き方

冗長表現以外にも、読みやすい文章のコツがあります。基本的なコツは以下の3つです。

  • 文体を統一する
  • 同じ語尾は2〜3回まで
  • 一文は長すぎないようにする

文章の基本的な書き方でもあり、マニュアルにも書かれるほど重要なポイントです。

文体を統一する

文章の語尾を「です・ます」もしくは「だ・である」のどちらかに統一することをいいます。Web記事では「です・ます」が使われることが多いです。

記事の中では「です・ます」もしくは「だ・である」に統一することで、読むときのストレスがなくなります。

同じ語尾は2〜3回まで

終わり方が「◯◯ます。」などで終わる文章を、連続で2回もしくは3回までにする指示です。「◯◯です。」「◯◯ました。」なども同様に、連続しないように気をつける必要があります。

例文

私は毎朝、猫に餌を与えます。猫たちは喜んで食べてくれます。猫の喜ぶ姿が私を笑顔にさせます。

語尾が3回続くので、読んでいると流れが悪く感じたり、幼稚な印象を与えます。改善するには、体言止めを使ったり、前後の文章から書き直したりして流れを修正します。

クライアント様によっては体言止めを禁止する場合もあるので、同じ語尾が続かないような文章を作る練習が必要です……!

一文は長すぎないようにする

一文は60〜80文字に抑えるのがベターです。一文を長過ぎないようにするのは「一文一義」という文章を書くときのルールに関係しています。

「一文一義」とは、1つの文章には1つの意味・情報を入れましょう、という意味です。一文に2つ以上の情報を入れてしまうと、文章が長くなり、理解するのに時間がかかってしまいます。

長い文章を避けるため、また、一文一義を守るために、一文の文字数を指定したり、長すぎないようにと指示が入ることがあります。

ルールに囚われすぎないことも大事

文章を書きながらルールを意識することは大事です。ですが、ルールを守ることに気を取られすぎてなかなか文章を書けない!という私のような場合は、ひとまず書き切ることを優先しましょう。

書き上げたあとの推敲で、冗長な表現だったり、情報のない文章を長々と書いていないかをチェックします。推敲の前に時間を空けると、より無駄に気づきやすくなります。

文章の書き方についてはネットでも学べますが、書籍「新しい文章力の教室」がおすすめです。

たかが文章、されど文章

今回は読みやすい文章のコツの基本についてお伝えしました。

私もまだまだ冗長な文章を書いてしまいがちで、完全に無駄を削ぎ落とせていない自覚があります。

業務を通じて、無駄な表現を使っていないか?なくても通じる言葉を多用していないか?という視点で自分の文章を読み返すことの大事さを学べたことで、以前よりはすっきりとした文章を書けるようになりました。

特別なスキルのいらないWebライティングのお仕事ですが、磨こうと思えば時間をかけて磨ける技術でもあります。

読みやすく、読者の心にダイレクトに届く言葉や文章は、コツを知ってたくさん書くことでどんな人にも作れます。

極端に言葉数を減らすのではなく、あくまで「なくても意味が通じる無駄な言葉を使わない」という意識が大事です。

特にWeb記事については、読者は「読まずに、見る」ため、必要のない情報があると離脱してしまいがち。読者にとって必要な情報をストレートに伝えられる文章には、無駄な言葉が入るスキマはありません。

駆け出しのWebライターさんや、文章うまく書きたいという人のお役に立てれば嬉しいです。

読みやすい文章を書くのが苦手、そもそもまったく文章がかけない人もご安心ください。つむぐでホームページ制作をご依頼いただく際は、テキスト作成から承っております。ブログ記事制作もお気軽にご相談ください。

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この記事を書いた人

Webライター、ブロガー。北海道在住。猫2匹います。猫が私の生きる理由です。小説と映画が好きです。日本語と英語も好きです。車の運転も好きです。話すことより聞くこと、書くことのほうが得意です。

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