今年になってからUXライティングに関心が出て、何冊か本を買って読むようになりました。時代の流れ的にも、近ごろのGoogleの評価基準としても、UXライティングが重要視されてきていると感じています。
加えて、行動経済学という学問にも興味を持ち始めていて、先日書店にあった本を買って読んでみました。既に持っていたUXライティングの知識と共通する雰囲気を感じたので、今回みなさんと共有したく、記事にしました。

UXライティングと行動経済学が共通していることなんて周知の事実だとは思いますが、自分の解釈を交えてお話していきます。
正直言いますと「実践でめちゃくちゃ役に立ったよ!」という具体的な報告は、学びたてな点もあり、残念ながらまだありません。ですがUXライティングも行動経済学も働く人みんなに役立つ知識なので、「面白そう」と興味を持っていただければな、と思います。
Webライターは「UXライティング」を学ぼう

UXライティングとは、デジタルプロダクツのUXを向上させるための文章作成と言われています。マイクロコピーもUXライティングの一部です。UXライティング=マイクロコピーとする場合もあります。
UXとは、ユーザーエクスペリエンス(User Experience)の略です。一言で言うと、ユーザーが製品やサービスを通して得られる体験のことを指します。
ユーザーが、気持ちよくWebサイトやアプリなどを使えるようにサポートする短い文章を、UXライティングと言います。
WebライターがUXライティングを学べば、マイクロコピー(ボタンのテキストやエラーメッセージなどの説明文)の作成スキルを身につけられるだけでなく、ユーザーフレンドリーな言葉遣いや表現方法が使えます。ユーザーフレンドリーなコンテンツは、Googleの評価が高い=SEOでも効果的です。
Webライターは「行動経済学」を学ぼう

行動経済学とは、心理学と経済学が融合した学問です。似た学問に行動心理学がありますが、行動経済学は経済に及ぼす影響にフォーカスしています。Webライティングというよりは、マーケティング領域かな。
行動経済学の知識を身につけることは、UXライティングの考え方を深められるので、Webライターとしての強みになります。フリーランスでWebライターとしてやっていくときに役立つ、おすすめの学問です。
Webライターにおすすめな理由:レベルアップできる!

UXライティングが重視している(と私が解釈している)「人間らしいやりとりや、共感」という部分が、Webライティングにも大事な視点です。UXライティングが可能かどうかも大事ですが、考え方を身につけることが重要だと思います。
UXライティングとは、
- ボタンの周りの小さいテキスト(3ヶ月無料、全額返金保証あり、など)
- 申込フォームなどのプレースホルダー(記入例)
- エラーメッセージ(正しいメールアドレスを入力してください、など)
といった、Webサイトやアプリを通した体験を良くするためのライティングのことです。以下の購入ボタンの上にあるのがマイクロコピーと呼ばれるUXライティングの一例です。
\ こんな感じのテキストがマイクロコピー /
※サンプルなのでボタンをクリックしても何も起きません。
単純に「注文する」「会員登録する」といったテキストを入れるのは、おそらく誰でもできます。そこを、よりターゲットとコンバージョンを意識したマイクロコピーを入れられれば、仕事の幅も広がり、評価も高くなります。
「ユーザーが何を考えているかに思いを馳せながら、テキストを作らなければいけない」ということを知るだけでも、できあがるテキストは変わってきます。だからこそ、学ぶことが大事なんです。
GoogleのアルゴリズムもUXを重視しているため、UXライティングによってユーザーファーストなコンテンツは、Googleの評価も期待できます。
Webライターが勉強すべきことは、適切な文章の書き方や執筆スピードの上げ方だけでなく、ユーザーの立場に立ちながらもコンバージョンを達成できる文章の書き方も、忘れてはいけない重要な知識です。

「勉強すべき」って強い表現使っちゃってますが、あくまでも「おすすめ」です。勉強しなくてもWebライターとしてバリバリ活躍できる人もいると思います。
「ナッジ」って、マイクロコピーじゃないか!

行動経済学の中でUXライティングと共通していると感じたのは「ナッジ」の仕組みです。ナッジとは、私が読んだ「行動経済学BEST100」によると「強制や命令することなく、暗に良い行動を示す方法」と書かれています。
たとえば、コロナ禍のお店のレジ付近でよく見かけた、床に貼られた足の形をしたステッカー。このステッカーがあることで、人は自発的にソーシャルディスタンスを保てるように列に並びました。このステッカーがナッジです。
ちょっとした工夫で、人が合理的な判断を自ら行うように促せるナッジは、まさにマイクロコピーです。また、人は選択肢が多いと、選択そのものをやめてしまう心理があるため、サポートが必要だという点も、UXライティングは同じ考えを持っています。
たとえば、料金プランが複数あるサービスに申し込む場合、人はどれが最善かわからなくなり、サイトから離脱されてしまうかもしれません。マイクロコピーで「人気No.1」や「一番オトク」などと書き加えるだけで、離脱を防ぎ、コンバージョンを達成できます。
例を見ると、マイクロコピーは、自発的に行動できるようにサポートするテキストと言えますよね。ナッジの仕組みを知ったときには「ナッジって、マイクロコピーじゃん、つまりUXライティングじゃん!」とちょっと興奮しました。
ナッジとUXの関係についてわかりやすいnoteを発見したので、共有します。

UXライティングについては、以下の本を読みました。
行動経済学については、たまたま書店で出会ったこちらを買って読みました。ナッジについても書かれています。
「人間らしいテキスト」が求められている
UXライティングと行動経済学を学んで思ったのは、インターネットや、製品・サービスを通していたとしても、人間と人間が関わる以上、人間らしさを捨ててはいけない、人間らしさが重要だ、ということでした。
ネットワークの先にいる人物に直接話す感覚で、その人物の考え方や暮らし、望んでいることを聞いてサポートできるような記事だったりテキストを作ることが、これからのWebライティングに求められるスキルだと思います。

もしかしたら、私が間違った解釈をしているかもしれなくて、でもUXライティングも行動経済学もWebライターだけでなく働く人に役立つ知識なので、ぜひ興味を持っていただけたらな!と思います。
UXライティングの「ユーザーファースト」の視点は、Web記事作成そのものにも重要です。ターゲットに共感して記事を作ることで、ターゲットの悩みを解決でき、Googleの評価も得られます。
SEOオワコンか?と言われてきてはいますが、ユーザーに役立つコンテンツはこれからも求められると思うので、UXライティングと行動経済学をもっと学んで、実践していきます!
つむぐでは、ユーザーファーストなホームページ制作を行います。テキスト作成や画像選定から承っています。ブログやコラムなどの記事作成のみのご依頼もOKです。フォームよりお気軽にご相談ください。



